我らの水はどこにある 山田 ユギ (2002/05/29) 芳文社 この商品の詳細を見る |
「失踪したお坊ちゃまを探す世話係。
世話係は10歳年上でメガネ受け」
この条件だけで、もーどうしようっていうくらい萌えられるならこの漫画にも萌えると思う。
担当から出されたというお題は悪くないけど、いかにもお題から作りましたという雰囲気。
萌えお題からではなく、テーマがあって作られる話の方が好きなので、これは前評判につられてハズした。
単に好みの問題だけで、ちゃんとお題を周到しているし、起承転結もあって絵柄も好みさえ合えばキレイ。人捜しをしたり事件が起こったり、最後には綺麗に締って終わるので合う人には面白いと思う。
ただ、あまりにもBLです、萌え条件です、エッチしてますよ、どうぞどうぞと並べられると萌えるに萌えられなく、与えられすぎてもダメだったみたい。
当たり前のように男が男に夢中でプロポーズをする。しかも二組も。
女が一人出てくるけれど、美人で金持ちなのに趣味で風俗嬢で乱暴者の力持ちで、物わかりのいい理解者。
年上メガネの受けは当然モテモテ。もちろん男から。
5年ぶりに再開したお坊ちゃまは、年上メガネ属性の世話係受けを人さらいだっこで連れ去る。もちろんいく先はらぶほ。
幼い頃素直だった筈の攻めが変わってしまったのは自分の所為だと思いこみ、年上メガネ受けがやろうとするのはエッチ。
それでいいのかと疑問は一切無く、エッチは未遂を繰り返し、事件が続いてゆくのでした。
話は普通にお面白いし、お坊ちゃま攻めの大きくなった姿はガテン系ガタイでカッコイイです。