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えっちでセクシーな♂♂にこだわったカオスなレビューやぼやきのエログです。ボーイズラブからゲイビデオまでいろいろ取り上げてますんで適当に踏み分けてね。18禁作品があるのでここも18歳未満は見ちゃだめです。
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【BL漫画】Jの総て

20070605071459.jpg20070605071522.jpgJの総て (3)

Jの総て (1) / 中村 明日美子
Jの総て 2 / 中村 明日美子
Jの総て (3)/中村 明日美子
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マリリン・モンローになりたかった少年Jの物語

僕は男の人が好き。

ボーイズラブには違いないけれど、トランスジェンダーの男の子の幼少期から青春時代を主に描かれている。

ギムナジウム・耽美関連のキーワードが好きなら絵柄とストーリーは間違いなくストライク。

そうでなくても、Jがとても魅力的に描かれていて読み応えがあり、漫画に一冊¥1,000と躊躇するけど、手にして後悔はかったです。

BLというよりJの青春を追いかけた、幸せになれたジルベール(風と木の詩)が近い。

主人公の少年Jは小さな頃からマリリン・モンローが好きで怒られながらもマリリンのマネをしたりスカートを穿いたりしています。自分が何かを理解する前に、父親に犯されそれを目撃した母親が父親を殺してしまい、一時期声を失うという過酷な幼少期を過ごす。

だからといって卑屈になるのではなく、オカマだと虐められれば逆襲するし、欲しい物を手に入れるためなら美貌を使っておやじ口説いていく逞しさも持っています。性格も言いたい放題で、まさに美人で性格の悪い女の典型で可愛げないです。

孤児院に入れられていたところを高等中学校の理事長に引き取られ、通うけれども隠れてバーで女装をして歌を歌い、欲しい物は必ず手に入れる一貫した強さはいっそ清々しく気持ちがいいです。
おやじ踏み台にするしたたかさの裏でそんな自分に対して皮肉ってみたり、好きになった相手は自分の人生に巻き込みたくないと言ってみたりする否定的なJの言葉が重いです。

そんなおやじ転がしまくって生きていくJですが、失ってしまった家族に対する想いや初恋の相手をずっと想い続ける純粋な気持ちを両方持っている、強さと繊細さが可愛く読み進めるとJの魅力にはまれました。

エログロあり。近親相姦あり、レイプに差別に刑務所生活、自殺未遂ありでてんこ盛り。絵柄はクリムトやコクトー好きそうな雰囲気で、毛がポイント。

周りを取りまく人間模様もみんなそれぞれ魅力があり嫌な役回りがないハッピーエンドです。


 Jの子供を妊娠出産するリタという男の子みたいな格好の女の子と出会った時に言った「女の無駄遣い」と、あれだけ着飾るのが好きで綺麗な物や可愛いものにこだわるJのドレスの中は、ボクサーパンツなのがなんだか可愛い。

【BLコミック】Yaoi Hentai
Yaoi Hentai 1 (Yaoi Hentai)Yaoi Hentai 2 (Yaoi Hentai)
Yaoi Hentai 3 (Yaoi Hentai)Yaoi Hentai 4

 

Yaoi Hentai 1 (Yaoi Hentai)Yamila Abraham、Laila Reimoz 他 (2006/08/31)Yaoi Press この商品の詳細を見る
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Yaoi Hentai 4Donna Barr、Yamila Abraham 他 (2007/10/29)
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やおいは世界共通。
でも、変態が付いてきます。

英語のBL本。ペーパーバックです。

1は日本の高校生物で、おたくの本場JAPANを意識した様な内容。でも絵柄はアメリカン。

2はだいぶ耽美に近づき、タイトルもズバリストラディバリウス。

2の話のあらすじ

ストラディバリウスの修理を持ち込まれた楽器屋の兄ちゃん、表紙の黒髪(攻め)が、修理を終えたバイオリンを弾いてみると表紙のロン毛金髪くん(受け)が中からSCHOOOOM!(←アメリカンスタイルオノマトペ) と出てくる。
身の上話を聞くと超金持ちだった金髪くんは入れ込んでた美少年と3Pしてた所、3P相手を気に入ってしまい今までの美少年を捨てる。→捨てられた美少年犯される。不幸の連続。そして金髪くん恨まれて呪いをかけられ、逆レイプされてしまいます。
ロマンチックファンタジーかと見せかけて、フリーダム。
と、まあそんなわけで(どんなわけだ)バイオリンの中に閉じこめられてしまう金髪くん。
ここは「やおい変態」らしく、バイオリンから出てきて生い立ち語ると、あとやることはひとつ、まっしぐら。いたしてしまえばはまり込み、肉欲の生活へ。
でも、このバイオリンは修理の依頼品。当然持ち主が取りに来て返却されていきます。
ご主人様がバイオリンを弾くと金髪くん登場→エッチ突入。
散々いちゃいちゃしたあと「修理中にいいことがあったかい?」の問いに顔を真っ赤にしてしまう、わかりやすすぎる反応で、浮気が速攻ばれます。
ご主人様激怒。
嫉妬に狂って「こんなにお前を愛しているのに!!!」とスパンキング折檻。
そこに王子様登場。金髪くんが忘れられなくて悶々としてた楽器屋の兄ちゃんが飛び込んできて、傷だらけの金髪くんを助けようとします。
そこは嫉妬深いご主人様、バイオリンを壊して阻止。
これストラディバリウスです。しつこいですが1701年物らしいです。死ぬほど高いはずです。
バイオリンが壊れると金髪くんは実体化していられず消えて行きます。楽器屋兄ちゃんと涙の別れの横で怒る、誰かに盗られるくらいならあなたを殺していいですか?と演歌系ご主人様。
バイオリン壊して楽器屋兄ちゃんも屋敷から追い出します。当然です、兄ちゃん不法侵入です。
しかもいつの間にか壊れたバイオリン盗んできてました。
壊れたバイオリン直すとそこからは金髪くんが出てきて、復活!よかった?♪とハッピーエンド


・・・ご主人様、全然悪くないのに可哀相。

 

この他にもアンソロジー形式で触手があったりする、面白そうなアメリカやおい変態。

ちなみに1巻は152P ¥1,404です。ちょっと高い。

【BL漫画】おとなの時間 こどもの時間 
こどもの時間おとなの時間
こどもの時間
語 シスコ (2006/08/31)
マガジン・マガジン

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おとなの時間
語 シスコ (2006/08/31)
マガジン・マガジン

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『おとなの時間』
・Eの悲劇
・天然ラブストーリー
・轟音イノセント
・片付けられない男
・ハートに火をつけて
・甘いためいき
・ロンゲストバケーション
・Eの憂鬱(前編)

『こどもの時間』
・恋は山あり谷ごえだ
・復讐するはラブにあり
・青春のゲート
・ヘビーに愛して
・世界で一番パパが好き
・ラ・ラ・ラ・ラブソーイング
・子供の時間
・Eの憂鬱(後編)

内容は全て爆走ぶっ飛び系。なのに胸がきゅんとなる切ないラブが詰まってる。
そして絵柄はざっくりしてるけれども、エロ描写が濃く、かなり局部まで書き込む「伝説のアングル・語パース」←帯に書いてた。

とにかく面白い!
内容はもちろん帯から表紙から全部テンション高く、帯も剥がないと損です。

ちょっと下品な即物的ノリが大丈夫なら、王道なのに個性的という不思議な世界にはまれるはず。

たとえば男色作家×編集の話でも、筋はドタバタしながらも美形作家に惹かれていく枕編集という話なのに、作家の俺様ぶりと話を聞かなさがケタ外れで、強引なギャグ展開に大笑いしてしまう。セリフ選びも面白い。

他にもフェチ具合も個性的で毛剃りフェチとふけ取りフェチの話や、ライブチャットのチャットボーイが出てきたり、着ぐるみコスプレしてたり、手芸好きのガタイ兄ちゃんや、レンジャー上がりのオネエパパ・・という登場人物もさることながら、リアルとアリエナイが同居する。

そうかと思えば「子供の時間」ではゲイの男の子の話は切なくて、多彩で多才。

目くらまし的な派手さだけじゃなく、そこにちゃんとラブがあってキュンがあるのが魅力。

【BL漫画】大人の問題

大人の問題 大人の問題
今 市子 (1997/08)
芳文社

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原嶋直人の両親は彼が5才の時に離婚した。
その理由がなんと「パパがゲイだから!?」。
以来15年、直人は他人には言えない家庭の事情を抱えることになってしまった。
そして今度はその父親が再婚したいと言い出した!
やっぱり相手は男性で、しかもそいつは一癖も二癖もある奴だった。

結婚後ゲイであることを自覚し別れた両親の子供、原嶋直人を中心に重たくなりがちな問題をコミカルに描かれていて涙と笑いが一緒にくるような話。
BLといっても、主人公である原嶋直人の相手は女の子で、ゲイカップルはそろそろ50歳になろうかという父親と26歳のジュエリーデザイナーの悟郎だけというBL界の変わり種。

原嶋家だけなく、悟郎の家族も巻き込んでドタバタしながらいつの間にか纏まっていくカップル達がいて、状況は笑えないはずなのにほのぼのしたりする家族愛が見られる。

テンポの良い掛け合いと、エッチを描いていても決して下品な表現に走らないのがこの作家の特徴。そのものズバリを描くことが少ないので物足りないと感じるかもしれないけれど、チラ見せてき先はどうなんだろう?と想像できる余地を残した表現が逆にエロティックだったりする。

カップルの愛情だけを取り上げたのではなく、家族と家族の愛情、結婚に付いてくる様々な問題、兄弟やその兄弟の恋人など一癖も二癖もあるようなキャラが次々出てくる中で、パワフルで個性豊かな登場人物が面白く、子供から大人まで全員を応援したくなる。

そして、美形だけど人付き合いが苦手で常に相手に誤解を抱かせてしまう、ツンデレ悟郎の愛情表現が黙々と相手に尽くすことだったりする隠れ萌えキャラ。

【BLコミック】のはらのはらの
のはらのはらの のはらのはらの
雁 須磨子 (2003/09/01)
大洋図書

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暑い暑い夏の日、具合が悪くて動けなくなった西戸崎は、同じ高校の先輩・糸島に親切にされる。腰を傷めて野球をやめてしまった糸島。西戸崎は糸島が気になってしかたがない。ずきずきして、くらくらして----- この気持ちはなんなのか?

ペンネームといい絵柄といい個性的。
挫折を味わう野球部員の糸島と、その糸島に淡い恋心を抱く西戸崎の話。

気持ちが通じ合うまでのもどかしい距離感が独特。
絵柄も間の取り方も作中で使われている方言も、全部がほんわかしていて、それでいて焦れるようなやりとりに胸がきゅんとする。

「恋だ、恋です」がぴったり当てはまる、悩む高校生がトキメキをくれる一冊。
BLだけど萌えやエロよりもドキドキできる気持ちを大事に読みたい。

そして受け攻めにサプライズ。

【コミック】窮鼠はチーズの夢を見る
窮鼠はチーズの夢を見る    ジュディーコミックス 窮鼠はチーズの夢を見る ジュディーコミックス
水城 せとな (2006/01/26)
小学館クリエイティブ

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優柔不断な性格が災いして不倫という「過ち」を繰り返してきた恭?。ある日彼の前に妻から依頼された浮気調査員として現れたのは、卒業以来会うことのなかった大学の後輩・今ヶ瀬だった。ところが、不倫の事実を妻に伝えないことの代償として今ヶ瀬が突きつけてきた要求は、「貴方のカラダと引き換えに」という信じられないもので…。くるおしいほどに切ない男と男のアダルト・ラブストーリー。

男×男だけどBLじゃなく、レディースコミック。
レディコミのせいかエッチ描写に力が入っている。最初の方は修正忘れかと思うくらい。

流されやすい恭一が最後まで流されてるのに苛々させられるけれど、心の動きが丁寧に描かれていて、ダメ男!!と思いながらもなんだか気持ちがわかる気がしてしまう。

学生時代から10年以上恭一(♂)を思い続けている今ヶ瀬(♂)の強力プッシュに押し切られ、離婚後一緒に住み、気持ちを知りつつ女に迫られると簡単に乗ってしまう恭一の優柔不断さと、ゲイを受け入れられないゆえに投げつける言葉が残酷で重い。

よりが戻った元彼女と今ヶ瀬が恭一をめぐって、正面からぶつかって火花を散らすのも、どちらもしたたか。相手を傷付けることも言うけれど、本音でぶつかっているようで好感が持てる。相手のことをきちんと認めてもいるので嫌なやりとりではなく、このあたりの本音と駆け引きが面白かったと思います。

最後は男男で纏まるけれど、劇的な変化があってのハッピーエンドではないので、また恭一は優柔不断なんだろうなーと後引くラストの余韻型。

【コミック】純情ロマンチカ

 純情ロマンチカ 純情ロマンチカ(2) 純情ロマンチカ (3) 純情ロマンチカ(4) 純情ロマンチカ (5)純情ロマンチカ (6) 純情ロマンチカ (7)純情ロマンチカ 8 (8)

純情ロマンチカ 中村 春菊 (2003/05)
純情ロマンチカ(2) 中村 春菊 (2003/12/01)
純情ロマンチカ (3) 中村 春菊 (2004/06/01)
純情ロマンチカ(4) 中村 春菊 (2004/10/29)
純情ロマンチカ (5) 中村 春菊 (2005/05/02)
純情ロマンチカ (6) 中村 春菊 (2005/11/01)
純情ロマンチカ (7) 中村 春菊 (2006/04/28)
純情ロマンチカ 8 (8) 中村 春菊 (2007/02/01)

小説家×高校生のファースト・ラブレッスン

兄の友人で超有名小説家の宇佐見に、なぜか家庭教師をして貰うハメになった美咲。ところが、訪れた宇佐見の自宅で、兄と宇佐見を主人公にした「ボーイズラブ小説」を見てしまい…!?

王道も好きだし、BL大好き。
だったら読むしかないでしょ、と思ったもののハズした感のあるこれ。

なんにせよ、どっぷり浸って出されたモエを何倍にも膨らませて味わえばお得だろう、という貧乏性な性分。
なのに、前評判も高く、BLのセオリーなこれになぜ萌えられなかった?と敗因を考えてみることにしました。

この漫画全体の構成は複数主人公(カップル)から成り立っています。(登場人物がほぼ男×男カップル)
個人的にどっぷり浸るなら、視点が動かない方が好み。この辺で、すでに溝ができつつあり敗因その1。

純情ロマンチカ、純情エゴイスト、純情テロリストとそれぞれちょっとずつリンクしながら、別のカップル物語が作られています。それを同時進行させるので、どこに集中していいのかわかりません。
時間軸の移動は自体は、それが難しいとされる小説であっても、ハマれば好きな表現方法です。
ですが、この漫画では行ったりきたりの時間がバラつきズレがあったのが、自分的に集中できない原因だった気がします。
差し込まれるエピソードが日常の出来事アレコレなので、次まで持ち越すほど前の話にインパクトがなかった。(自分の記憶力の問題もあるけど・・)

そして敗因その2。
主軸になっていると思われる、表題「純情ロマンチカ」の設定が(官能)小説家×学生という時点でなんだかいや?な予感はしていました。
小説家or漫画家×?という設定には必ず編集という存在が出てきます。
そして、その編集以外とカップリングするなら、編集は協力者になる確立が高い。・・・読む前から先が読める!
必ず編集者は美人でパーフェクトなで攻めに近い存在で、ライバル出現と思わせて実は応援してくれる腐女子!(←と頭にあった)
このパターンが苦手。
BLに出てくる腐女子(もしくはニューハーフ)の都合良く主人公の嫉妬心を掻立て、実は協力者になって話を進めるキャラがうさんくさくて好きではないので、よっぽどじゃないかぎり地雷。BL負け人生です。

そして敗因その3が、攻めがパーフェクト人間に見えて実は欠陥ありで、平凡な受けを「なぜか」溺愛するパターンもあまり得意ではなく、少女漫画を男に置き換えた状態っていうのも苦手・・・。なぜかってのが納得できて、なおかつ共感できないと入り込めない。

このあたりが敗因だと思われます。

たぶん純愛モードが入ってないだけで、そういうピュアな気分の時に読んだらとっても共感できると思います。今の自分があまのじゃくモードなんでひねくれてるだけのな気もします。

いろいろ勝手なことを言ってますが、話自体は個別の盛り上げ所もあり、場面転換のキメセリフが巧いので、どっぷり浸っていれば心臓わしづかみにされるはず。
俺様攻めややんちゃ受け年下下克上にツンデレ素直クール無自覚お色気など、若くで教授や助教授になれちゃう実はスゴいんです系バブリーキャラが豊富なのも特徴。
それぞれに個性豊かなキャラが出てきて、ジャニーズやモーニング娘。を思わせる。これだけいればどこかに好みがいるだろ的バラエティに富んだなキャスティング。

正直絵柄は苦手なのですが、物語が良ければガゼン輝いて見える性質で問題なし。少女漫画風BLが好きならとってもストライクだと思われるので、はまればはまると思います。

まあ、エッチシーンがどうなってんの?ってのはBLなので深く追求してはイケナイのでしょう。