ちんつぶ 1 (1)大和 名瀬 (2003/09/08)実業之日本社この商品の詳を見る ちんつぶ 2 (2)大和 名瀬 (2004/01/08)実業之日本社この商品の詳細を見る ちんつぶ CHINKO NO TSUBUYAKIイメージ・アルバム、宮田幸季 (2004/01/31)ムービックこの商品の詳細を見る Dramatic CD Collection ちんつぶ2

 

「ちんつぶ」＝「ちんこのつぶやき」。
かわいい絵柄に反して、ペロンペロンちんこを取り出したり泣かせてみたり、ちんこちんこの連呼に思い切り笑えます。

俺のち●こが、こんなトコに!!
楽しい修学旅行が事故で一転。バスが突っ込んだ珍古神社の祟りか、綾瀬の股間にはなんと取手の意識を持ったモノが！一方、犬猿の仲の神谷と岩淵まで、互いの分身が入れ替わって――！高校生４人と３本のつぶやくちんこ達が繰り広げるギャグコメディ！  

主人公取手君が、好きだと思うあまり取り憑いたちんこの持ち主、綾瀬君が素直で優しい性格なものだから、マジメに取手ちんこ君の相手をしているのがおかしい。
真剣に自分のちんこに向かって「取手君」と話しかけ、取手君（ちんこ）が苦しくないかと公衆の面前でちんこ出そうとします。あくまでマジメに。。
典型的な優等生受けが輝いています。
取手ちんこ君とキスがしたいがために前屈を頑張ったり、無邪気に笑顔でちんこに向かって話しかける綾瀬君、神谷ちんこや岩淵ちんこと話している姿はしょたっこがフェラ寸前の図。

取手・綾瀬と、もう一組ちんこが入れ替わってしまった神谷、岩淵君。
神谷君、岩淵君は元気なままちんこだけが入れ替わった状態で、本体（ちんこじゃなくて人間の方）のすれ違いもちんこを交えてちゃんと恋愛仕様になっていて楽しめます。
意地っ張りな本体の代わりに素直な神谷ちんこがエロかわいすぎる。

神谷・岩淵カップルは自分のちんこは自分で責任を持つということで、オナニーは本体がやります。
傍目には手コキしあっている状態で、なかなかエッチな関係。
お互い好きなのに素直に言い出せない神谷君と岩淵君は、欲求ばかり溜まってちんこは大変な状態。
ちんこ表現が主なので派手にエロエロエッチというのはないのですが、神谷・岩淵君の抜き合いはしてもキスまでたどり着くのに時間がかかる距離感がほのかにエロくて好きでした。

ちんこに人格が乗り移るというおバカな下品ネタなのですが、読んでいるうちにちんこかわいくなる。
えっちな意味でじゃなく、表情豊かなちんこ達が愛らしい。

名前だけは聞いたことがあった漫画でしたが、こんなに笑えてカワイイちんこだとは思いませんでした。
CDはまだ聞いてないのですが、聞いてみたくなる。
フリートーク朕古新聞ネタでちんこ表現にあれこれなやむ作者談も楽しいです。

センシティブ・ポルノグラフ さくら あしか (2003/12) マガジン・マガジン この商品の詳細を見る

DVD　VHS　slash
　　　　　　　　　↑アニメのサンプルもある。

表題センシティブ・ポルノグラフ他、年下攻め、学園物、幼なじみなどエッチを中心にした6つの短編。
「センシティブ・ポルノグラフ」と「愛玩物はお部屋の中」はアニメDVDにもなっている。

【センシティブ・ポルノグラフ】
新人漫画家山田征二くんが綺麗なお兄さんに心を奪われる。
その綺麗なお兄さんは同業の漫画家だった。エロ漫画家で容姿からも女だと思われている園さんに憧れ、翻弄される征二。
年上の園さんの余裕がセクシーで色っぽい。

もう一つDVDにも収められている【愛玩物はお部屋の中」】
ペットシッターのバイトをしている植野宏二は、ウサギの『アキちゃん』の世話を頼まれる。
宏二が依頼主の部屋に行くとそこにいたのは、「アキ」は、物置で裸のまま縛られウサギの耳を付けられた人間の「秋」だった。
秋に誘われるままエッチをした宏二は、もう一度秋と出会う。

と、かわいい絵ではあるが、ハメ撮りから始まる話など全編に濃いエッチが収録されている。

エロ中心ではあるが、どの話も良かったねと思えるハッピーエンド。
一生懸命な年下君のツンデレ具合がかわい。

とにかくエロい漫画が読みたい！！と言うときにはぴったり。

普段の名前を隠して参加しているDVDの声優さんもかなりいい感じ。
今作の他に、有名どころだと咎狗の血（ゲーム）なんかも名前を変えて人気の声優さんが参加してたりするアダルト指定。

 
探偵青猫 1 (1)本仁 戻 / 芳文社 (1999/08)￥ 590
探偵青猫 2 (2)/ 芳文社 (2000/12)￥ 590
探偵青猫 3 (3)本仁 戻 / 芳文社 (2003/05/29)￥ 590
探偵青猫 4 (4)本仁 戻 / 芳文社 (2004/02/27)￥ 590

 

男爵であり、道楽で探偵業もこなす青猫が、彼流で事件を解決して行く話。
昭和初期のレトロな雰囲気とはっきりした絵柄が良く合っていて綺麗。

間違いなくBLではあるが、きちんと推理をして探偵業をこなし、怪盗と対決しつつ事件のオチもきちんと締まっている。

ボーイズがラブしているというよりも探偵青猫の男色癖に周囲が巻き込まれていく形で、惚れやすいのか軽いノリであちこち男ばかりに食指が伸びる男爵。
もちろん美形主人公らしく女性人気は抜群で、思いを寄せてくる男までいるのに全く興味が無くうるさがっているという贅沢な男爵であるが、ノンケの本命にはそっぽ向かれて苦労している様が事件と推理の合間に軽快なノリで差し込まれていて、嫌みが無く楽しめる。

一話ごとにきちんと完結する事件もBL制限にとらわれず本格的な推理物で、助手の虎人君の友達が殺人事件犯に仕立て上げられる話では、推理だけでなく薄幸の少年との切ない情交がぐっと胸に迫る。

まだ全巻読んでいないのだが、探偵青猫の宿敵である怪盗硝子蝙蝠との間になにやら因縁やら情愛やら諸々ありそうで、この先2人の関係に決着がつくのか注目したい。

事件を推理しながら感動もできるBLが楽しめる。

幻月楼奇譚 今 市子 (2004/08/25) 徳間書店 この商品の詳細を見る

 鶴来升一郎（つるぎしょういちろう）は、老舗の高級味噌屋の若旦那。名だたる「道楽息子」で器用貧乏の変わり者。そんな彼のご贔屓は、怪談にしか能がなく、金次第でなんでもする曲者の幇間（たいこもち）・与三郎（よさぶろう）。嘘か真実か若旦那、与三郎に言い寄って！?吉原の料亭「幻月楼（げんげつろう）」の座敷を夜ごと彩るのは、人の世の欲望とあやかしが織りなす不思議語り。

BLのくくりにしていいのかと悩みつつ、BLに分類されているのでいいのでしょう。
昭和の初期という時代設定が作者の絵と良く合っていて、雰囲気がある。

ボーイズがラブしてるよりもホラー&ミステリー要素の強い話しがつづられているが（そもそも升一郎も与三郎も大人なのでボーイズじゃない）、ふとしたところに出てくる升一郎と与三郎のやりとりが絶妙にいい。

いつも与三郎は本気か遊びかわからない若旦那の誘いをはねのけ、ドタバタと掛け合い漫才のようなやりとりをしているが、ところどころで見せる艶っぽいやりとりのチラ見せにはまる。

一話完結のシリーズ物なので、これで終わりじゃなく続きを見てみたい。

重くなりがちなホラー話も升一郎たちのテンポのいい掛け合いのおかげでコミカルになり、読んでいて楽しいし、ちょっとした謎解きのドキドキ感も味わえる。
話の筋がしっかりとしていて、一話の中に謎解き、ホラーにロマンスにと盛りだくさんでおもしろい。

楽園まであともうちょっと 1 (1)今 市子 (2002/02/28)芳文社　この商品の詳細を見る
楽園まであともうちょっと 2今 市子
楽園まであともうちょっと 3今 市子

 全3巻。

BL抜きでもわりとしっかり作られた話で楽しめるのに、『山頂に愛のこだまが飛び交うヤッホーラブ』なんてコピーがつけられてしまうあたり、ジャンルボーイズラブ。
さすが花音。

※BL業界のコピーやタイトルもAV並にスゴイのがあります。
「大きなバイブの舎の下で 」さらに続編「大きなコケシの故郷で」とか、「古代エジプトの魔羅少年王」などツタンカーメンに呪われそうなものから「筋肉男」「ロード・オブ・ザ・痴漢」のパクリ系まで。
AV『ピカ乳』の脈絡のなさにも驚きつつ、AV界はおもしろタイトルが豊富です。
ゲイビデオもパクリ系多いけど、そのままはいただけない。あなたも私もボッキー』とかは思わず笑ってしまいました。

 

元妻の策略でつぶれそうな旅行代理店「楽園企画」の借金返済に巻き込まれる川江努と、金融業者ローンズ・キクチの社員浅田君。
社長の菊池と不倫中の浅田君に一目惚れ状態の努が繰り広げる男×男×男のバトルと、彼らに絡むしたたかな女達の思惑が錯綜する中、楽園企画が提案する登山を通じドタバタコメディーで描かれている。
金に困って努を騙し連帯保証人にした上、父親の葬式代すら踏み倒す元妻のさゆりだが、パワフルさと前向きな性格で嫌みが無く、菊池の妻でさえ男達のドタバタ劇を加速させる魅力的なキャラクターになっている。

簡単には手に入らない「あともうちょっと」な駆け引きがたまらなくドキドキさせてくれる。

リーマン好きならオススメ。
そのものズバリなハードエロは無いが、きれいめリーマン、眼鏡、ツンデレ、スーツに白シャツと萌え要素はしっかり詰め込まれている。
登山に関しても付け焼き刃ではない描写がしっかりしているので、いるのかはわからないが登山萌えな人も満足できそう。

絵も綺麗なので、BLなんて?と切り捨てずに一度手に取ってみてはどうだろう。

 

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ネコ侍 九州 男児 (2004/12/10) ビブロス この商品の詳細を見る

【あらすじ】
野郎系ネコ侍ヤマトが脱処女を目標に全国どころかアメリカまで放浪する。
「三十路までに処女を捨てる」と、己を倒せるほど強い男を探し続けるヤマトに理想のタチは見つかるのか。

面白い。とにかく笑える。

ストレートな下ネタギャグが楽しめれば、すべて下に走る力技展開が快感になるだろう。
どこかで見たようなキャラが出てきたり、オタク的にもニヤリとできる。

ことごとく作戦の妨害に遭うネコ侍ヤマト。
侍としての腕っ節が強く、放浪中用心棒などしては敵に捕まりひどい目に遭ううちに、アナル処女ながらMにまで目覚める開発されっぷり。
野郎系なのに（←BL世界基準）ネコを希望してはことごとく打ち砕かれる様が面白い。（業界ではウケ/ネコは小さくて細いが定説なので）

思い切り欲望に忠実なヤマトと一緒に旅をする稚児・万菊丸のちゃっかりした性格と、淫乱具合が弾け輝いている。

 

蘭丸美少年コンテストの模様も収録されていたり、衆道満載で楽しい。（コンテストは兼山町開催のきちんとしたものですが、美少年コンテストであることは間違いない）

コンテストの模様はこちらのサイトhttp://hanako.hp.infoseek.co.jp/の森蘭丸ページで紹介されています。（写真を見ると似顔絵がかなり似ていたことに驚きました）

ふんどしになる人もいたり、ジャニ系かわいい子ちゃんもいたりするから侮れない。

ニューヨーク・ニューヨーク [少年向け：コミックセット] 羅川真理茂 () 白泉社 この商品の詳細を見る

同性愛を扱ってはいるが、ボーイズラブではない。
タイトル通り、ニューヨークを舞台にさまざまな問題と向き合いながら主人公のケインとパートナーのメルが乗り越え絆を深め、ゲイカップルが子孫をどう残すか、など終わりのときまで余すところなく感動を伝えてくれる。

ゲイであることを隠すケインのカミングアウト、これでもかというくらい事件に巻き込まれるメル君の幼児虐待、レイプ、殺人事件、誘拐、それぞれの心の闇をしっかりとしたストーリーで描かれていて不幸のデパートも不自然ではなく、映画を見ているよう。

少女漫画の絵柄ではあるが、内容はシビアでゲイ用語もバンバンでてくる。
作者が女性ということもあり、突き詰めれば言いたいことはあるだろうが、同性愛者が抱える悩みや問題に向き合い、内面がリアルに描かれている。
また、「ゲイ」というカテゴリーとは別に、主人公たちに降りかかる事件も非常にドラマチックで、事件を通して絆が深まってゆくケインとメルにエールを送りたくなる。

作者は脚本の勉強をされてたとかどこかで聞いたような…今作以外はゲイものではないが、どれもきちんと作られた話の構成はさすが。

こういうことを言うのはあまり好きではないが、必ず感動できる作品だと思います。
ゲイの人も女が描いてるからと手に取らないのはもったいないし、逆にゲイ作品に抵抗がある人でも一度は手にとってみて欲しい一冊。