ウリ専!♂が♂にカラダを売る仕事 松倉 すみ歩 (2006/02/10) 英知出版 この商品の詳細を見る |
組合員でない作者がウリ専ボーイに取材したノンフィクション。
この本はたまたま暇な時に手近にあったから読んだだけだったけれどおもしろかった。
「クリック一つで買えるオトコのコがいます」
そんな帯がつけられ紹介される7人の男の子。
変に飾ったり正当化したりするような押しつけがましさはなく、ただこんなオトコのコもいますよとルポタージュでつづられているのが良かった。
オトコがオトコに体を売ってお金をもらう。その行為を「ウリ専」と呼ぶ。オンナがやるとヘルスやソープと呼ばれるそれだ。
店に所属してオトコ版売春をするのコをボーイと呼ぶ。相場も女性が体を売るのに比べてかなり安い。
そんなウリ専に関する知識が冒頭に書かれていたり、どういうところかも紹介されているので一度利用してみたいけど・・と迷っている人の入門書にも良さそう。
紹介されるボーイ7人ともそれぞれ魅力的に語られており、本書を読むと一度指名してみたくなる。
金が欲しい。それがウリ専に飛び込む最大の理由だろう。
しかし、「金」だけで満足できるほど彼らは明日食う物に困っているわけでもない。
結局のところ彼らは学歴や教養でないところで評価されれる、持って生まれた容姿で自分を確認しているのではないだろうかというのが作者の答え。
いつでも足を洗えると思っているはずが、すでに流れに飲まれてしまっているノンケくんがいたり、エッチ大好き家族も公認のあっけらかんとした男の子がいたり、何種類かの自分を使い分ける手段の一つにしていたり。
見事に違うタイプのボーイが揃えられ、どれかに好みが当てはまりそうなところはあざといけど、読み物としておもしろい。
なにがあっても表面は飄々としているボーイがいるかと思えば、自分は違うと最後まで思い続けることがプライドだったり、溶け込むことで自分を防御するなど、それぞれの葛藤と転落、そして強く生きてゆく様がリアルに描かれている。
ウリ専に興味がある人はもちろん楽しめるだろうし、逆もこれを読むとおじさん達がどう見ているのかがわかってもおもしろい。
>オトコがオトコにカラダを売る仕事
なのだが、中にはコネなどでくる女性客もいて、ノンケやバイのボーイが相手をすることになるがやはり引くという。
わざわざウリ専ボーイを指名しなくても女用の出張ホストで遊ぶ気にはならないのだろうか?
男女間ではSEXを目的とする
ウリ専みたいなタイプの店は
開業できない
なぜなら
男女間では売春になるから
男同士のSEX目的の店を
公然と開業できるのは
同性同士では
売春法にはひっかからないから
SEXを目的とした場合
働いてる男の子の数からして
二丁目が手っ取り早い
という理由。
ご丁寧にありがとうございました。
銀魂面白いらしいですね!ちょっと読みたいと思ってたんです。
この「ウリ専!」は文章もテンポ良くて読みやすいし、男の子が魅力的に書かれて面白いですね!
って...作者って女性だったんですか!勝手に男性だと思っていたのでびっくりしました。どこかでボーイにたかられたりしてる記述があったんでつい...
ルポは数年追いかけてるからこそボーイの側面が見えたりして面白くなるのかもしれませんね。
短時間でそれなりのお金を手にできるのは理由があるとおもいます。何をするにしても自分をしっかり持つというのは難しいなと思いました。
そういえば女性部門もできているらしいですが・・↑で教えてもらった法令は大丈夫なのかな??
でも、一番聞いてみたいのは「クリック一つで買える~」って言われてどう思うかだったりします。
ウリ専アカ専みたいなイメージ??
風俗って子供の頃にはすごく遠くに感じていた世界なのにいつの間にか知っていくんですね。
この本に出てくる男の子のお金が欲しい訳じゃないのに、自分の拠り所になってはまり込んでいくのがリアルだなと思いました。
風俗で働いてる女の子が同じ事を言ってたんです。
現代って人間の五大欲求の最後の欲求が満たされない時代なのかもしれないですね。
そうそう、龍O.S.S見たのですがヒカルくんファン的にも龍×ヒカルはチェックでしたよー!
龍O.S.Sなのにヒカルくん中心だし、不機嫌そうなのに体は龍くんの責めに正直っていう、いつもとちょっと違うヒカルくんでした~。
櫂くんもゴツゴツはイメージじゃないですが、少し締ったらセクシーになりそうで楽しみです!
転んだカメラって(笑)転んだのをそのまま使うのもスゴイです。
来月「LUXE3」楽しみですねー。スーツに学生服に白衣にタキシード・・衣装もだけど中身もいろいろ見せてもらいたいです!
CHECKといえば腐女子についてのコラムがありましたね。古い話ですが復刻した時の薔薇族(ゲイ雑誌)に“ボーイズラブ好きの女性層を「薔薇族」の読者にできないか”というインタビューのやりとりあったようで、どの媒体もマーケットの拡大にBL業界を視野に入れて模索されてるんですねぇ。。
「アイドルボード後編」「YU-TA SP」の感想も聞かせてもらえるの楽しみに待っています♪
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