こどもの時間 語 シスコ (2006/08/31) マガジン・マガジン この商品の詳細を見る |
おとなの時間 語 シスコ (2006/08/31) マガジン・マガジン この商品の詳細を見る |
『おとなの時間』
・Eの悲劇
・天然ラブストーリー
・轟音イノセント
・片付けられない男
・ハートに火をつけて
・甘いためいき
・ロンゲストバケーション
・Eの憂鬱(前編)『こどもの時間』
・恋は山あり谷ごえだ
・復讐するはラブにあり
・青春のゲート
・ヘビーに愛して
・世界で一番パパが好き
・ラ・ラ・ラ・ラブソーイング
・子供の時間
・Eの憂鬱(後編)
内容は全て爆走ぶっ飛び系。なのに胸がきゅんとなる切ないラブが詰まってる。
そして絵柄はざっくりしてるけれども、エロ描写が濃く、かなり局部まで書き込む「伝説のアングル・語パース」←帯に書いてた。
とにかく面白い!
内容はもちろん帯から表紙から全部テンション高く、帯も剥がないと損です。
ちょっと下品な即物的ノリが大丈夫なら、王道なのに個性的という不思議な世界にはまれるはず。
たとえば男色作家×編集の話でも、筋はドタバタしながらも美形作家に惹かれていく枕編集という話なのに、作家の俺様ぶりと話を聞かなさがケタ外れで、強引なギャグ展開に大笑いしてしまう。セリフ選びも面白い。
他にもフェチ具合も個性的で毛剃りフェチとふけ取りフェチの話や、ライブチャットのチャットボーイが出てきたり、着ぐるみコスプレしてたり、手芸好きのガタイ兄ちゃんや、レンジャー上がりのオネエパパ・・という登場人物もさることながら、リアルとアリエナイが同居する。
そうかと思えば「子供の時間」ではゲイの男の子の話は切なくて、多彩で多才。
目くらまし的な派手さだけじゃなく、そこにちゃんとラブがあってキュンがあるのが魅力。