メーカー | COAT /KURATATSU | |
収録時間 | 60分 | |
発売日 | 03年12月 | |
価格 | VHS.DVD/5250 | |
「溶けあう身体に心が軋む。だから、ちゃんと抱いて。」この冬、業界初の試みとして蔵建がお送りするゲイVシネマアート「彼がいる。彼がいた。」 |
現在は廃盤。
爆裂天使 YU-TA Specialに収録されている。
映画みたいなストーリー物が見たければ絶対これ!
絡みシーンだけではなく、全員に演技力があり、ストーリーも映像もしっかり作られていて、繊細な気持ちの変化に感動もできる。
もっとこういうのを見てみたい、すごく好きな一本。
満足度 ★★★★★
切ない度 ★★★★★ 泣けた・・・
【CAST】 裕太(森英士)、ショウ=翔(NOBUMASA)、宏樹(中江俊亮)
タイプ | 青年系 | 美少年系 | |
体系 | 普通 | ||
声 | 控えめ | 甘 | |
プレイ |
キス |
セックス | フェラ |
【長編ストーリー】
宏樹に「裕太と付き合う」と宣言をされ複雑な顔で聞くショウと、後日ショウの気持ちを知っていると手を出そうとする宏樹。
そこに裕太が鉢合わせ、未遂だった宏樹とショウの間を疑い怒る。
言い訳せず出て行ってしまった宏樹は部屋を出た直後、交通事故に遭い死んでしまう。
この時の裕太がドアの前で髪を直してから宏樹のいる部屋に入ったり、嬉しそうに自転車こいで急いで向かっていたりと細かい演出がかわいい。
死んでしまったヒロキを想いながら眠る裕太は、ヒロキの幻影に抱かれる。
しっとりと本当の恋人同士のようで、宏樹役のSHO君のキスも、大事そうに裕太の体を扱う触れ方も全てが優しく愛のある絡みが見られ、この幽霊SHO君にはクラっとくる。
夢の中で抱かれているので大きな反応ではなく、こらえきれずといった感じで動いてしまう体や、ちょっとずつ漏れる控えめな声から、激しくなる腰使いに喘ぎ声があがっていく裕太の変化がたまらなくかわいい。
やってることはやっていて思い切り勃っていたりして、エロビデオには違いないんだけど、綺麗で幻想的。
言葉が無くても愛を感じるセックス。
不自然にセックスが始まるのではなく、このシーンにセックスが必要だったと思える。
裕太がいってしまうと、宏樹は消えてしまう。
***
宏樹の思い出を嬉しそうに語る裕太を海に誘うショウ。
けれど裕太は宏樹が待ってるからと帰ろうとし、(宏樹が事故に遭ったのは)俺のせいだと責任を感じているショウ。
それぞれの気持ちが交錯してホント切ない。
デートをしている宏樹と裕太だけれども、本当は裕太が一人で歩いていただけ・・・
というシーンや、
宏樹がいた部屋の前で「ヒロキが中に入れてくれない」と泣く裕太と、それを見ているショウなどこのあたりは本当に泣ける。
宏樹が死んだことを受け入れられず追いつめられる裕太に、荷物を出され何もなくなった宏樹の部屋を見せたショウは、もう宏樹はいないと裕太に諭す。
唯一残っていた宏樹の服を抱きしめて思い出に縋る裕太をショウは抱くけれど、何度引き離しても服を引き寄せ「逢いたい、逢いたい」と繰り返す裕太に、(無理矢理駄抱いて)俺サイテイだと謝りながら裕太を抱きしめる。
抱きしめられた温かさに、ようやくショウを受け入れる裕太。
こちらのカラミも幻想的な映像の見せ方で、やっと気持ちが通じ合った2人のキスにちょっと感動。
言葉少なに淡々と進むストーリーが効果的。
宏樹×裕太も、ショウ×裕太も、どちらのカラミも相手を大切に思うセックスが見られる。
後日、話をしていた海に行くのショウと裕太もいい雰囲気で、映像も綺麗で映画のよう。
まだ宏樹の服を離さない裕太を気遣うショウだの微妙な距離感に胸がきゅっとなる。
宏樹のタバコがないと言った裕太のために買いに行ったショウが何かの予感に引き返すと、海に入っていく裕太の姿があり――
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